タイトルの由来。

39歳。女性。独身。神奈川県在住。

コロナを機に都内から実家近くに引っ越してきて、仕事はほぼリモート。結婚しているわけでも、相手がいるわけでもないので、いわゆる気ままなシングルライフを謳歌している類に入るのだと思う。

好きな仕事をして、贅沢しないで生きて行けるだけのお金は稼げて(貯金は全然貯まらないけど)、心を許せる友達も数人いる。腰は痛いが、病気はない。両親も元気に生きている。っていうか、齢95になるおばーちゃんまでピンピンしてるから、総じていうと恵まれている/幸せな方なんだろう。

 

だがしかし。

 

このブログのタイトルは、かつて親友から言われた一言からつけた。

「A(私のこと)って、トキメキにストイックだよね」

 

これ以上、私のメンタルの性格(”メンタルの性格”っていうのが言葉として合っているとは思わないけど、ニュアンス伝わるかな)を表している言葉には、今をもって出会ったことが無い。まだこんまりが「トキメキ/Joyを感じるもの!」とのたうつ前の時代のことね。

 

こんまりが、片づけられない洋服や家具に「トキメキを感じますか?」と訊くのと違い、私の場合のトキメキの対象は、恋愛だ。

推しとか、仕事とか、そういうものではなくて、恋愛。Relationship。好きな人。

私はここに対する熱量の傾け方において、時にメーターを振り切ることがある。

それについては「そんなことないよ~」と、誰得なのかわからない謙遜はせず、自他ともに「そうだよな」と認識している。熱量が高い、もしくは高すぎることについて、「もう少し制御すれば、幸せになれるハードルは低くなるやも」ということも、気づいている(本当にそうかどうかは、実践したこと無いからわからないけれど)。

だけど、しょうがない。私はトキメキにストイックなのだ。

英語で ”Butterflies in my stomach” というイディオムがある。

「緊張でドキドキする、ソワソワする」といった意味なのだが、恋愛においては「好きな人がいる、ドキドキする~!」といった場面でもよく使われる。

 

この感じ、すごくよくわかる。

実際にお腹に蝶なんていてもらいたくないが、もう、ドンピシャな表現だと思う。

ソワソワして、地に足がつかなくて、蝶みたいにちょっと自分がキレイになったような感じがして、ウキウキする感じ。

 

この恋愛の感覚、タマらん。

 

だから、何度悲しい思いをしても、眠れない夜を過ごしても、藁人形に釘を刺したくなっても、「あいつはすぐさま死ねばいい」とグチの合間に呪っても、結局はもう一度、恋愛というフィールドに足を延ばし、打席に立つことを選んできたのだと思う。

 

とは言うものの、恋愛ジャンキーではないので、次から次へと彼氏がいないとダメなんです、というタイプではない。

一人時間を過ごすのも得意だし、絶望的なまでに「独り!この世の終わり!死ぬ!!」と悲しみに打ちひしがれることも、1年に1回ぐらいの頻度しかない。積極的に探しに行き、良いのが見つかったら試し、好きになったら一直線。そんなとこかな。疲れるけどね(笑)

 

だから、私はいま表面的には充足しているけれど、恋人がいないので、物足りない。トキメキストイックパーソンとしては、全身全霊で愛せる相手がいないと、エネルギーの発散場所が足りなくて消化不良なのだ。

 

2021年も、2022年も、っていうかここ10年ぐらいはずっと「なんだかんだで恋愛するの大好き」な人生を過ごしてきたので、それを久しぶりに文章にしていこうか、と思って始めたブログです。もうすぐ四十で、”恋愛””トキメキ”とかアホなこと書いてる人なんて少ないと思うし(笑) あー、読み返すと恥ずかしさで憤死したくなる投稿ばっかりになるんだろうな~。